ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

「嘘っ……。このわたしより、上だなんてっ……!!」

 可愛らしい叫び声が教室中に響き渡った。

 周りの生徒達の視線が、一斉に絵美ちゃんに集まる。

「犬垣さんっ!!!!」

 絵美ちゃんがそう呼ぶと、犬垣君はずぅぅぅんと落ち込む。

「わたし、あなたにたった今、惚れたわ!!」


 えっ!?!?

 ほ、惚れたぁ~~!?!?


 絵美ちゃんはガシッと犬垣君の腕を掴む。

「犬垣さん、わたしと付き合って」

「えっと……、絵美ちゃん……、犬垣君には彼女がっ……!!」

 私が慌ててそう言うと、

「花村さんでしょう? 知ってるわ。そんなの関係ない。『犬垣さんは今日からわたしの彼よ』」

 絵美ちゃんは微笑しながら言った。


 えええええええっ!?!?

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