ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

 あっという間に時間は過ぎて行き、昼休み。

 1階の3年B組の教室では、みっちゃんと絵美ちゃんのバトルが繰り広げられていた。

「ちょっと、離れてよ!!」

「犬垣さん、あ~~ん」

 私の席に座っている絵美ちゃんはみっちゃんの言葉を無視し、大きなまろやかプルプルプリンをスプーンにのせ、犬垣君の口に運ぶ。

「ていやぁ!!」

 犬垣君の前に立っているみっちゃんはスプーンを叩き落す。

 机にぺちゃっとプリンが落ちる。

 私はみっちゃんの隣に立ちながらごくりと息を呑む。


 みっちゃん、すごい…………。


 廊下側から3列目の一番前の席で犬垣君は固まりつつ、絵美ちゃんとみっちゃんを交互に見ている。

「何するのよ!?」

 絵美ちゃんは声を荒げる。

「それはこっちの台詞よ!! 何があ~~んよ!!」

< 83 / 700 >

この作品をシェア

pagetop