ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「ついにいっくんにもモテ期到来かぁ~。羨ましいね~まっくん」
「なんで俺に振るんだよ!?」
りすなちゃんの向かい側に座っている真壁君は右隣の鹿野君に向かって言う。
「真壁だけモテてないからね」
真壁君の左隣に座っている瀬名君はそう言ってクスッと笑う。
「瀬名、てめぇ!!」
犬垣君はみっちゃんと付き合ってて、絵美ちゃんにも好かれてるし、瀬名君はりすなちゃんに想われてるし、鹿野君は、雨瀬先輩の妹の柚葉ちゃんとバカップルだし、確かに真壁君だけモテてないかも…………。
ピンポン♪
私のスマホから音が鳴る。
私の体がびくつく。
「うさ葉ちゃん、SINE《サイン》?」
私の右隣にいるりすなちゃんが尋ねてきた。
「あ、たぶんそうだと思う。でも、大丈夫だよ」
りすなちゃん達の前で黒うさぎに返信なんか出来ない。
黒うさぎのこと分かっちゃったら、きっと迷惑かけちゃうもん…………。