ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「ムカツク、ムカツク、ムカツク~~!!」
窓側の1番後ろのテーブル席でみっちゃんは刺々しい声を出し、吐き捨てた。
学食に着いたのは良いものの、みっちゃんは唐揚げをフォークでブスブスと刺しながら荒れている。
みっちゃん、そんなにブスブス刺さなくても……。
2年のスマホクラスで仲良くなった瀬名イズミ君、安達りすなちゃん、真壁氷(まかべ・ひょう)君、鹿野奏太(しかの・そうた)君は、みっちゃんを見て固まっていた。
瀬名君は3年A組、りすなちゃんは3年C組、真壁君は3年D組、鹿野君は3年E組とみんなバラバラなので、昼ご飯だけは一緒に食べる事になっている。
「美鳥ちゃん、落ち着いてっ」
みっちゃんの左隣に座っているりすなちゃんが言う。
「落ちつける訳ないでしょ!?」
みっちゃんは、バアンッ! と白色のテーブルを叩く。
お皿に乗った唐揚げが、ふわっと一瞬浮かび上がる。
「なんなの、あの絵美とかいう女!! 犬垣さんと2人でお昼食べるから野山さんと学食に行ってとか、何よそれ!? 犬垣は、シンは私の彼氏なのに!!!!」