ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

「――――あっ!」

 私は声を上げる。


 そっ、そうだっ!!

 うさぎのお面をつけた人は!?


 私はゆっくりと起き上がり、部屋の中をきょろきょろと見渡す。


 ベットの上に置いてある大きなうさぎの縫いぐるみ、小さな四角いテーブルの上に口をぽか~んと開けた小さなうさぎの縫いぐるみ、ふわふわの座布団、学習机の上にあるパソコン、教科書、ステレオ……。


 あれ……?

 誰もいない……。


 息苦しかったのは、枕で顔を押さえていたから……?


 私はほっとする。

「なんだ……やっぱり、夢かぁ……良かったぁ~……」

< 9 / 700 >

この作品をシェア

pagetop