ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

「…………うん」

 私は小声で答えると、うさの助の頭を優しく撫でる。

「うんって……、せめて母さん達に知らせるとかさ……」


 お姉ちゃんの言ってる事、正しいって分かってる。

 でも……。


「それは出来ないよ。今まで散々迷惑かけたし、お母さん達には、これ以上心配かけさせたくないんだ」

「でもさ~」

「お姉ちゃん、心配かけてごめんね……。でも……」

 私は優しく笑う。

「行き帰り先輩が付き添ってくれるし、きっと大丈夫だと思う」

 お姉ちゃんは呆れた顔をし、ふぅ、とため息をつく。

「うさ葉のその『大丈夫』が一番心配なんだけどさ」

「えへへ……」

「笑い事じゃない!!」

 お姉ちゃんは隣から私の肩をぎゅっと抱く。

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