イジワル婚約者と花嫁契約
なのにあれから一週間も経つというのに、健太郎さんはいつも通り素っ気ないメールを送ってくるだけ。
あれは本心なのかな?って疑ってしまうよ。
本当に気が抜けてしまい、お兄ちゃん同様背もたれに体重を預けようとした時。
「まさかアイツ……!灯里と結婚したいと言っておいて、浮気とか二股しているんじゃないだろうな!?」
勢いよく身体を起こすと、すかさずがっちりと肩を掴まれてしまった。
「外見からしていかにも遊んでいそうだとは思っていたが、やっぱり外見そのままのヤツなのか!?」
「いや、それは……」
「どうなんだ灯里!!」
激しく肩を揺さぶられては、話すことができないってお兄ちゃんは分からないのだろうか。
「代表、会社に到着しましたので大至急おりて下さい。時間がもうありません」
「ぐっ……!」
気付けば車は会社の前で停車しており、急かすように田中さんは後部座席のドアを開けた。
「灯里!今日もひとりで帰るなよ!」
「えっ!?」
「俺の仕事が終わるまで残業だ!」
本当に時間がないようで、車を降り叫びながらオフィスへと入っていくお兄ちゃんをただ茫然と見つめてしまう。
あれは本心なのかな?って疑ってしまうよ。
本当に気が抜けてしまい、お兄ちゃん同様背もたれに体重を預けようとした時。
「まさかアイツ……!灯里と結婚したいと言っておいて、浮気とか二股しているんじゃないだろうな!?」
勢いよく身体を起こすと、すかさずがっちりと肩を掴まれてしまった。
「外見からしていかにも遊んでいそうだとは思っていたが、やっぱり外見そのままのヤツなのか!?」
「いや、それは……」
「どうなんだ灯里!!」
激しく肩を揺さぶられては、話すことができないってお兄ちゃんは分からないのだろうか。
「代表、会社に到着しましたので大至急おりて下さい。時間がもうありません」
「ぐっ……!」
気付けば車は会社の前で停車しており、急かすように田中さんは後部座席のドアを開けた。
「灯里!今日もひとりで帰るなよ!」
「えっ!?」
「俺の仕事が終わるまで残業だ!」
本当に時間がないようで、車を降り叫びながらオフィスへと入っていくお兄ちゃんをただ茫然と見つめてしまう。