檻の中の国

「………間違いないわ。


………そこが私の世界。」


「……やはりそうか。」


螢は横目で私を見た。



「…………なら、


次の駅で降りろ。


やれやれ…………


これで俺もお前みたいなお荷物連れて旅しなくて済んだな。」









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