檻の中の国
すると、なんと螢はその巨大な波に向かって歩き出した。


「……!?…螢…?危ないよ!!!」


「…ん?何故だ?

ほら、早く行くぞ。」


そんな事言われも、怖くて近寄ることも
できない。


足がすくんでいると、
ひょいっと持ち上げられ、そのまま
波の壁に入ってしまった。






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