隣の席の、クソ悪魔。
……。



「なんで着いてくんのよ!」



私が早足で帰ってるにも関わらず、横に並んで歩いてくる松山。



「だから、沙羅を送ってあげようとしてるんだって」




「いらない。着いてこないで。」



「素直になれよ。



送って欲しいんだろ?沙羅ちゃん」




そう言って気持ち悪い笑顔を間近で見せてくる。




…気持ち悪い…




また頭を抱えて座り込もうとした時。




「ごめん。わざとこの笑顔向けた。」



え…?


松山はバツが悪そうに謝ってくる。



「お前さ、中学の時のこと




今でも忘れられないんだろ?」
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