ただの幼なじみじゃいられない!
爽太のお腹にまわっているあたしの腕に、爽太はそっと触れた。
雨に濡れて、爽太の手が冷たい。
「…俺んち、くるか?」
ひとりになりたくない。
行きたい。
爽太に一緒にいてもらいたい。
ありがとう…。
「…うん。」
あたしはこくん、と頷いた。
「俺んちも…母さん今いないっぽいし、暇、だから。」
なぜか、喉がつっかえたように途切れ途切れ話す爽太。
どうしたんだろう…。
あっ…あたし、ずっと爽太に抱きついて…!