私の思い~きっかけとタイミング~
とにかくその辺は会ってから、ちゃんと確認しよう。

でも俺は諦めるつもりはない。

こちらに待ち合わせを任せてくるところは慣れていない様にも感じるのだが、本当の所はどうなんだろう。

一歩近づけば、更に近づきたくなる。

相手に好意を持っていれば、当たり前の事だ。

でもただ電話で話しただけなのに、とても楽しかったし、何とも言えないこの満足感はどう説明したらいいのだろう。

携帯番号の登録もちゃんと許可を取れたし、本当に大きな一歩だったように思う。

電話を切るのはとても残念だったが、最初からしつこい男と思われたくない。

俺は登録された連絡先を眺める。

自然に笑みが漏れる。

今晩は眠れそうにない。










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