私の思い~きっかけとタイミング~
良かった。
私はホッとして、自分も食べ始める。
綾子さんリクエストのなめこ汁を一口飲んだ。
うん、上出来。
すると恵太さんが耳元で囁いた。
「今度はうちで作って。」
私は思わず照れ隠しで、きょろきょろする。
他の三人は食べる事に集中しているようで、私達の様子に気が付いていない。
「このナゲットみたいなのも美味しい。」
結子ちゃんは一口かじって、中を確かめているようだ。
「お豆腐にいろんなお野菜を細かく刻んで入れて揚げたから、野菜のうまみが出ているでしょう。私のお母さんの得意料理なの。」
私は笑う。
誰かに喜んで食べてもらえる料理を作れるのは幸せだ。