私の思い~きっかけとタイミング~
そんな話は初耳だ。

私は綾子さんを見る。

「5歳も年上で大人だったわ。でもその人との未来が見えなくて…。そんな風に悩んでいる時に一登が目の前に現れたの。」

綾子さんはふうと息を吐いた。

「2歳年下なのに、一登といる自分の未来が想像出来たの。タイミングってあるんだなって思ったわ。」

そして一登さんが笑う。

「だから綾子の気が変わらないうちに結婚した。まだ大学に通ってる20歳の俺の行動に周りはびっくりしてた。」

「一番驚いたのは私かも。」

肩を竦め笑う綾子さん。

そのしぐさが可愛すぎる。

「恋って…、人の縁って、そういうものなんだよ。」

一登さんがそんな事を言う。

恵太さんと私は同じタイミングでお互いの顔を見た。

同時にハッとする。
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