私の思い~きっかけとタイミング~
美紗side
恵太に引っ張られ、お店を出た。

恵太は自分の車のそばまで来ると、やっと立ち止った。

「会いに行くなら、ちゃんと言ってほしかった。」

そう言って私の方を見る。

「だって、ついさっき…。」

連絡をもらったばかりだったのよ…。

そう最後まで言わせてもらえなかった。

思いきり恵太に抱きしめられる。

あまりの強さに身体が痛い。

「ねぇ、恵太。ちょっと痛いんだけど…。」

身動きさえさせてもらえない。

「…黙れよ。」

低い恵太の声。

恐ろしいくらいの迫力。

私はそのまま動けなくなってしまった。
< 259 / 382 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop