私の思い~きっかけとタイミング~
美紗side
「…う~ん…。」

私は目の前にある恵太の顔にハッとする。

私、あのまま眠っちゃたんだ…。

じっと恵太の顔を見る。

何でなんだろう。

優しい恵太につい意地を張ってしまう。

本当に可愛くない女だ。

きっと井上さんの前の方が女の子らしい態度だったと思う。

でも…。

それは本当の私の姿ではない。

何故か、恵太には飾らない自分を出せるような気がする。

「…美紗、恥ずかしいから顔をずっと見つめるの辞めてくれる?」

クスクスと笑いながら、恵太が目を開ける。

「起きていたの?」

私も微笑む。
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