私の思い~きっかけとタイミング~
そう一登さんが言った時、何かに胸が捕まれた様な気がした。

そうか、私は恵太に対して自信がなくなってしまったのか。

「そうなのか?美紗。」

そう恵太が聞いた。

「一登さんや綾子さんは考えすぎだよ。」

私はは笑ってそう返事した。

でも思ったよりダメージを受けている自分に今気が付いた。

私は唖然とした。

恵太も黙ってしまった。

「悪い事言っちゃったみたいだな。」

一登さんはそう言って、綾子さんに助けを求めた。

「確かに一登の言い方は直球過ぎたよね。」

綾子さんは申し訳なさそうに私達を見た。

「でもズバリ言い当てられちゃったから、二人とも黙っちゃたんだよね。」
< 336 / 382 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop