Lonely princess 〜ひとりぼっちのお姫様〜

内容は大体想像できる



死ねだとか消えろだとか


‘‘裏切り者’’だとか




私の席の周りで笑っている彼女たちを気にすることなく、落書きされている机に座る




そんな私の様子を面白くなさそうな様子で見ている彼女たち





そんな彼女たちの様子を気にすることなく、今座ったばかりの席をすぐに立って教室を出る





陰口を言われるのも、机に落書きされたりするのも慣れたとは言ったけど、あの教室にいると息が詰まる



まぁ、教室でも廊下でも似たような感じなんだけどね



でも、教室にいるよりはマシ




迷うことなく廊下を歩いて行く



行き先は決まってる、


屋上



あそこには誰もいないから、私が学校の中で唯一休むことができる場所



< 4 / 19 >

この作品をシェア

pagetop