七センチ後を歩く
七センチ前
暑い。
眩しくて、汗がすごい。
何か音がなっている。目覚ましだろうか。
何だろう。何か美味しそうな匂い。
何だ。もう朝か。
「…え!?」
もう朝であると自覚し、私は跳ね起きる。
「…ん?」
部屋がいつもと違う。
ピンクの家具でいっぱいだが、私の部屋は青色でいっぱいなハズ。
昔はピンクだったが。
あれ。カーペットも色が違う。
白じゃなくて緑のハズ。
昔は白だったけど。
…ん?昔?
私はあたりを見渡す。
この部屋、そしてこのダサいパジャマ。
待って。