【完】僕と君のアイ言葉
彩は田中の家に入っていったんだ。
『なんで、アンタの家に彩が行くんだよ』
わざわざ家に行く意味が分からない。
『へぇー。あの子、昨日の事君に言ってないんだ』
『…っ!』
彩は…なにも言わなかった。
彩は俺にこの事を隠したんだ。
俺が知っているなんて知らずに。
その事実が悔しくて、辛くて、これならついて行かなければ良かったって…死ぬほど後悔した。
『ただ単に、食材を僕の家に置いただけだで、あの子は直ぐに帰ったよ』
もしも自分から離れていったら…
なんて考えていたから、それを聞いて少し安心した。