隣のアイツは、溺愛俺様ウソ彼氏。



***



「はい」



「うん、茉奈にしては頑張ったんじゃねー?」



「私にしてはって何よ。宙は一言余計なの。頑張ったねでいいでしょ?」



何故か怒られる俺。



せっかく褒めてやってるのにな。



やっと餃子ができあがったようで、食卓に湯気をあげて並ぶ。



不器用な茉奈による料理は、時間もかかり、もう腹ペコだ。



多少黒く焦げた部分も見えるが、美味しそうな匂いで食欲がそそる。



「食べていいか?」



「…どうぞ」



茉奈の手料理を食べるなんて初めてだな。



俺が口に運ぼうとすると、目の前から強い視線を感じる。



「なんだよ、食べにくいだろーが」



心配そうに俺のことを見る茉奈。



「だって、不安じゃん。初めて作ったわけだし…」



自信なさそうな茉奈なんて、珍しい。

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