隣のアイツは、溺愛俺様ウソ彼氏。


なぜかルンルンしながらリビングを出ていったお母さん。



耳をすませてみると、聞こえてくる話し声。



誰かと電話?



それにしても楽しそうな声。



お母さんのことだから、何か企んでいるのか……



「茉奈、良かったわねー!これから来てくれるそうよ」



来る?



「誰が?」



「あ、いけない!もう時間だわ!じゃあ行ってくるわねー」



「ちょっと!」



誰が来るのか聞きそびれちゃったじゃん。



一体誰が来るんだろう。



おばあちゃん……とか?



いやいや、おばあちゃんは2人とも遠くに住んでいるから今からなんて来れるわけない。



それなら誰……?

< 26 / 314 >

この作品をシェア

pagetop