わたしはみんなに殺された〜死者の呪い【後編】〜
―――…ペタッ
やっぱり…近付いてきてる…。
階段から来るんだったら逃げ道は1つしかないけど…。
あれ?
『あの子』って音をたてなければ大丈夫なんだっけ?
じゃあ…やり過ごせるんじゃない?
―――…ペタッ
懐中電灯を念のために消した矢先、階段からヌッと黒い影が現れた。
間違いない…『あの子』だ。
もう遠目からでもわかるくらいに見慣れてしまったらしい。
―――…ペタッペタペタ…
うろうろと暫くその場をさ迷う『あの子』。
気付かれてない。
このままならやり過ごせる。
そうそう、そのままあっちの廊下に行って。
こっちじゃなくて、あっちに行ってよね…。