夜空に咲く花

あの、お祭りの日。
花火を見ながら思っていた。

きっとお互いに同じことを。

だから、その日を境に
連絡をほとんど取らなくなった。

『運命の人ではない。』

裕二さんも、きっと同じことを
私に対して思っていたはず。

今となっては分からないけれど。

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