先生、と呼べなくなる日まで。
プロローグ

*


「せんせっ雪だよ雪!ほら早く見て! !」

『はいはい笑 そんなはしゃぐなって』

「だって綺麗なんだもーん」


『まあ確かにな。雪を見ると子ども心に返れる感じ』

「でしょでしょっ」


『あーもう2月かー早いもんだな。
お前らに出会ったのがつい最近のような気がするよ』

「…ねえ先生」

『ん?』







「卒業式の日ね、

すこし………話せない?」




*
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