儚き夢

―恋愛―

「ねぇ!昨日のドラマみたぁ〜?!」
「みたぁ!!あたしもあんなこと言われたぁい♪」

憎たらしほど晴れた晴天を恨みながら登校通路を歩き汗だくになりながら教室の扉を開けると涼しい風が吹いてきた。
高校では暑い夏はクーラーがつく。そこが唯一好きなところ。
そんな暑い外とは無関係な涼しい教室の中であたしは廊下側の前から二番目の席につく。
本当は、一番後ろの席がよかったが、クーラーがつくようになり一番かぜがあたるのでまあいいかと思うようになった。
暫く涼んでいると、高校に入ってから仲良くなった、美喜とかなみと由佳がやってきた。

「おはよ〜」
『おはよ〜』
「ねぇ、ユタカは昨日のドラマみたぁ〜?」

ドラマ?…………あぁ、あのくだらない恋愛ドラマのことか…
あんなベタなドラマ見たくなかったけど話題を合わせるために仕方ないから見ていた。
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