いじめ―悲痛な叫び―
地味で内気で、極度の人見知りで心を開かない。こんな性格じゃなきゃ、うまくいってたんだろうけど




なにを話していいのか混乱するから、極力話さないように周りを避け続けていた理由がこれ





「が、頑張る」




それぞれが談笑する中、紗世はうまく人に溶け込んでいた




僕は、黙って席に座るだけ。話しかけるっていったって、やっぱりなんか




秋良も今ごろ、誰かと話してるのかな




「え、ちょ、マジで?」




「いつから?」




「昨日。冗談のつもりだったんだけど、相手が本気になっちゃってさ。今朝もこんなメール届いたんだぜ?」




「ははは、ご愁傷さま」




「そりゃ災難だわ、ま、頑張れよ」
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