ぼくのまわりにいる悪い人とぼくの中にいる悪い人
やっぱり自分のふとんがいいや…


そう思いながら久し振りに熟睡したかもしれない。



誰かが入ってきた…


健か…



違う…


気配を感じつつまだ夢の中にいるような感覚。


しかし、一瞬で目が覚める事になる。



スパーン!!



スリッパを持って立っていたのは弥生だった。



目をこすりながら起き上がる…


スパーン!


もう一発後頭部に。

『いってぇーな…んだよ…』


『おはよー』


ニコニコしながら弥生が言う。

ぼくには殴られる意味がわからない。


しかもスリッパで。

『大阪に行くなら行くって言ってくれてもいいんじゃないの?しかも何しに行くわけ?健ちゃん達忙しいのに、なんであたいを連れて行ってあげよーかなぁーとか思わないわけ?なんであたいを1人にするわけ?』


あたいって…


『お前なんなんだよ!なんで俺がいちいちお前に断りいれて出かけなきゃいけねぇんだよ!関係ねぇだろぉ!』


『関係ないよ、全然関係ないですぅ!あんたがどうなろうと、どこにいようと、どんな女といようと、クリスマスの晩に風俗の女と寝ようと……かん…けい…ないよ!!』


弥生は泣きながら出て行った…
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