意地悪なきみの隣。



思いもよらない言葉に私は大きな声を出してしまった。


高橋くんと⁉︎



「え、ひ、陽菜ちゃんじゃあ一緒に過ごすの?」



「当たり前じゃん〜」


卵焼きをパクっと口に入れて、笑顔で答える。



え、じゃあ、じゃあ陽菜ちゃん……




「高橋くんのこと好きだったの?」



だって、クリスマスを一緒に過ごすってことは…。



そういうことだよねえ?



「郁、別に好きじゃなくたって過ごすもんだよ?」



「…え、好きじゃないの?」



予想外の言葉に私はキョトン。

好きじゃないのにクリスマスを男の子と過ごすの?



「そんなもんよ。好きじゃなくても誘われたら断らないわよ?そうとう嫌いじゃなければね?そこから恋が始まるかもしれないしね?」



「う〜ん…」



ご飯をゆっくりと口に運びながら考える。


私には好きじゃない人と一緒にいるっていうのがわからないや…。




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