さようなら僕の死神
死神の名前は祠堂二月(しどう ふたつき)。変な名前だ。

今の時代そこまで突っ込まられないけどね。


下校中。ささやかな下校中。冬だからか雪は降る。当然のように白々しく降ってくる。
帰宅部である僕らは珍しいからか、誰ともすれ違わない。帰宅部グッジョブ。
親指を突き立てたくなる。


「白いねー。雪だねー。死神ちゃん。」


「そうですねー。雪ですねー。久我さん。誰かさんが今日一日ずぅーとついてこなければ、
もぉーときれいに見えたことでしょう。」


転校生である彼女を元から知り合いである僕が案内するのはとても当たり前のことだ。


「知り合いって昨日会ったばかりでしょう。」


「えー、でも死神ちゃんから僕に逆ナンしてきたんだよ。」


「逆ナンなんてしてません。」


はぁ、とため息を彼女がつくと白い息がふわぁと漏れた。
彼女の黒い髪に白い肌にきれいな瞳に白い雪はよく生えて美しい。


「ご自分で仰っていたじゃあありませんか、あなたのそれは駄目な人生なんです。」


そう言って僕を軽くにらみつけた。


ちなみに彼女の僕への第一声援はこれだ。初めて会ったはずの僕に彼女は、死神ちゃんは、



「残念ながら久我貴理斗さん。あなたのそれは駄目な生き方です。
死神の注意網に引っかかってから17年、ついに実刑に至ります。ご愁傷さまです。」







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