メガネ殿とお嫁さま
「道もどこもかしこも
西洋風ですが、趣があります。」
桜子さんは嬉しそうに、
周りを見ながら歩いた。
僕の後ろを離れないよう歩く姿が
愛らしい。
「確かに、
はじめて歩いたけど、
とっても気持ちがいいね。」
一般クラスはまだしも
特別クラスの人間が
この道を歩いたことはないだろうな。
シュウくんはバイクだしな。
「こんなに気持ちがいいなら、
もっと早くこうすれば良かったよ。」
僕は、本当にそう思った。