さよならだね。

どろどろした心




「疲れた、、」




はあ、っと大きなため息をつき、あたしはベッドにダイブした。



着慣れないスーツが苦しい。





就活が本格化してきて、今日はある企業の筆記試験だった。



エントリーシートを書いたり、早い企業では筆記試験も始まったのでその勉強をしたり、


バタバタと忙しく過ぎていく毎日。




学校に行く日も少なくて、目指す職種が違うこともあって、優華ともあまり会えてない。


愁くんも、事故のあと休んでたこともあって、最近仕事が忙しくてゆっくり会えない。





ああ〜、愁くん不足。


優華や美奈、幸ちゃん不足。


みんなに会って話したい。




慣れない格好して、慣れない環境に飛び込んで、


毎日無理してるせいか、なんだか心に余裕がなくなってて、イライラすることも増えた。



疲れてるなぁ、あたし。





でも、頑張らないと、、



明日からも別の企業の筆記試験がいくつかあるし、それが通れば面接も順次始まってく。



弱音吐いてる暇なんてないんだ。




あたしは、自分で自分を奮い立たせ、だるい体を起こし、机に向かった。



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