【完】いいかげん俺を好きになれよ

「ねぇアユ待ってよ!違うよ!!」


「じゃあな」



そしてそのまま靴を履いて背を向けて…



「…アユっ!!」



振り返ることはなかった。



……行っちゃった…。



どうしよう……



アユのこと怒らせちゃった。


傷つけちゃった。



だけど、

悪いのは…全部あたし……。



恥ずかしいとか意識しちゃうとかそんなくだらない理由で、

アユの気持ち踏みにじるようなことしちゃったんだ…。



どうしよう、謝らなくちゃ……



なにやってんだろう…



迷惑だなんて思ってないのに…



どうしてあんな態度ばっか取っちゃったんだろう……


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