【完】いいかげん俺を好きになれよ
…え、どこに…?
って絵里が指差したのは目の前のアユ。
「…は?」
「宮園先輩より歩斗のがイケメンじゃない?
もっと近くの男を見てみたら~?
チャラ男とか彼女持ちばっか追いかけてもしょうがないじゃん」
……っ、またまた~。
絵里ったらアユは確かにイケメンだけど、うちらはそういうのじゃないし。
っていうかそもそも…
「えーでもアユは好きな子いるんでしょー?
それにアユの顔はもう見飽きるくらい見てるからな、あたし」
「…チッ、お前な…」
「わっ、舌打ち!!」
「俺だってお前の顔なんか見飽きてんだよ」
「キャーなんで怒ってんの!」
そう、アユにはどうも好きな子がいるらしい。
誰かは教えてくれないんだけど。
一年の時からずっと、本人と政輝が言ってる。
政輝は知ってるみたいなんだけどね…。
「お前らホント相変わらずだな(笑)
でもまぁ、俺も美優は男見る目ないと思うわ」
「えっ、政輝まで!
ひっど…!!」