【完】いいかげん俺を好きになれよ

なんてこと考えてたら、中庭にいた宮園先輩たちがポツポツと退散していくのが見えた。



「…あっ、やだ先輩帰っちゃう!

こっち見てこっち見て……

きゃーーーっ!!先輩っ!♡」



するとまさかのまさか、大好きな宮園先輩が手を振るあたしに気付いて手を振り返してくれた。


…やばい、超感激!


毎日のように先輩を追いかけて、覚えてもらえるように頑張ったかいがあったかも。



「やだ、夢みたい…

手振ってくれたぁ〜♡」


「あーミヤ先輩は女の子大好きだから…」



同じサッカー部後輩の政輝がなんか言ってるけどあたしは聞いちゃいません。


だってあんなキラキラのスマイル返されたらもうそれだけで今日一日頑張れちゃうよね。


ステキすぎるっ!



…が、その時幸せの余韻に浸るあたしの腕を乱暴に掴む奴がいた。



「…帰んぞ、美優」


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