10年後も、キミと。
車で帰りながら、たくさん話したけど、

「小学校で出会って、途中離れたけど、また再会できて、これってやっぱり運命だよな」

って芳樹くんが言ってくれたのが嬉しかった。


帰ったら、雅人くんに、もう連絡できないって言おう。

雅人くんを好きな気持ちに、蓋をしたから。

蓋が開かないように、ちゃんとサヨナラするんだ。


最寄り駅に着いて。

芳樹くんが、長くて優しいキスをしてくれて。

私も、芳樹くんの背中に手を回した。

芳樹くんが、好き。


この気持ちを、信じるんだ。
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