俳句ほのぼの
赤とんぼ
「あれ 松虫が 鳴いている
チンチロチンチロチンチンチン

あれ 鈴虫も 鳴き出した
リンリンリンリンリンリンリン

秋の夜長を鳴き通す
あぁ面白い虫の声」


童謡「虫のこえ」、

私、小学生の頃合唱部で、
当時、よく歌っていたのですが、



さてさて、今回の俳句教室のお題は、
そう、「虫」なんです。



「虫かぁ。困った…」



何が困ったって、
私、虫は苦手で…。
(女子だから、ぶりっ子、
と思われるかもしれませんが…)


それともう一つ、
確か、ちょうど去年の今頃にも、


「虫」というお題の回が
あったんです。


その時は「赤とんぼ」で
作りました。


一年経ったとはいえ、
まだまだ俳句初心者の私にとって、
同じお題で、
その上、苦手な虫がお題は、
至難のわざ

むむむむむ…

いつもながら唸りながら
なんとか出来上がったのが、こちら

赤とんぼ 垣根の先で 羽やすめ
季語…赤とんぼ(秋)


秋晴れのお昼過ぎ、
ご近所さんのお庭の前を通りかかると、
垣根の先に、赤とんぼが
とまっていました。


「もうそんな季節かぁ」
としみじみ見入っていると、

垣根の赤とんぼの周りに
2匹の赤とんぼが、
ホバリングをしていました。


赤とんぼたちは、
どの山から下りてきたのかなぁ。

たくさん移動して、
疲れてちゃって、
ちょっぴり一休み
しているようにみえ、


赤とんぼ 垣根の先で 羽やすめ

と、作ってみました。


「うん、苦手な虫だけど、
なんとか形にはなったかな…」

と、ホッと安堵しているところ、
先生からご指摘がありました。

「「羽やすめ」は
違う言葉にしたらどうかしら。


赤とんぼ 垣根の先で 羽やすめ
だと、全部言い過ぎな気がするの。


例えばね、「羽休め」を「深呼吸」
にしてみたり。


その人その人独自のとらえ方が出ると
いいと思うのよ。」

とのこと。

というわけで、

赤とんぼ 垣根の先で 深呼吸

やっぱり、まだまだ難しいです。


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