王様とうさぎさん
「打ち上げのあと、酔った真人がうさぎに殴り掛かって、人殺しって言うの」
「ほぼ合ってる感じだな」
「……どの辺が?」
自分で言っておいて莉王は訊き返してしまった。
「うさぎが人殺し。
あと、俺があいつを殴りたいってとこ。
卵とかねえのかよ」
「あるけど。
これ食べたら、朝ご飯作るよ」
「逆だろ〜っ!?」
と真人は立ち上がる。
「それ全部食え。
俺が作ってやるよ」
「ええっ。
いいよー。
っていうか、これ全部食べたら、もう食べられないよ」
「今日いっぱいは大丈夫だよ。
冷蔵庫に入れとけ。
お前に買って来てやったんだ。
お前が食べろ」
親切なのか、押しつけたいのか、そう真人は言う。
「ほぼ合ってる感じだな」
「……どの辺が?」
自分で言っておいて莉王は訊き返してしまった。
「うさぎが人殺し。
あと、俺があいつを殴りたいってとこ。
卵とかねえのかよ」
「あるけど。
これ食べたら、朝ご飯作るよ」
「逆だろ〜っ!?」
と真人は立ち上がる。
「それ全部食え。
俺が作ってやるよ」
「ええっ。
いいよー。
っていうか、これ全部食べたら、もう食べられないよ」
「今日いっぱいは大丈夫だよ。
冷蔵庫に入れとけ。
お前に買って来てやったんだ。
お前が食べろ」
親切なのか、押しつけたいのか、そう真人は言う。