私は彼氏の親友と浮気した。


「野々宮‼大丈夫か?」

心配そうな顔で八代が私に聞く。

「や、八代?」




うわっ!

驚いたあまり凄い高い裏声が出た。

私は口を押さえる。

あれ、八代いつからいたの…?





「はい。オレンジでよかったよな」

そう言って、八代は私にオレンジジュースの缶を渡した。





「…ありがと」


「野々宮…どうしたん?
今日付き合って1周年じゃなかったん?」





「え?!何で知ってんの?」

私は鼻をずるずるしながら鼻声で話した。




「野々宮が先週言ったんやん?
忘れたんか」

い、言ったけ?

覚えてないわー…





私の応答を待たずに八代は続けて話す。

「…で、どうしたん?何かあったんやろ?…」





……………ズルッ…ズルッ…






「何でわがるの?
そんな酷いがおしでる?」

「え?!」

またいきなり涙がぶわっとぶり返したせいで、
八代は驚きと焦りを隠せない様子だ。


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