私は彼氏の親友と浮気した。




「ふーん…弘人が浮気ねぇ……」

「そうなんよぉ~…
そのその、キ、キスしたの見たんねん…」

自分の言ったことを思い出してしまい私の涙は止まらないまま…





「……キス……?
で、野々宮はそんな弘人を憎いと……」

「へ?!」






………………






…何でそれを知ってんの……?

それは死ぬかと思うたからで……




「さっき倒れ込んでたときずっと言ってたやろ?」

「……………?」

……声が漏れてたの………?




「憎いんやったら仕返ししたら?」

そう言って八代はにやっと笑う。



「……憎いなんて思ってないし‼
でも…でも…どうしたらいいんかわからん」



「野々宮は正直やな~
野々宮きっとまだ憎いと思ってやろ?
まぁそうだよな~
だって人間の心なんてそんな風にできてんのやからな~」


「はぁ?!」


「俺の予想。きっと憎いと思ってるだろ?」





「やから思ってない‼」

私は咄嗟に答える。





「嘘つくなよ…」

八代はにやっと笑い話を続ける。





「きっと悲しいという気持ちよりも、
裏切られたから憎いという気持ちのが大きいんじゃないの?
綺麗ごというなよ?」






ドキッ

私の体中に寒気が走る。

< 19 / 52 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop