私は彼氏の親友と浮気した。


誰もいない渡り廊下を歩いていると八代が言った。

「2人きりだな。
後で弘人に怒られるかな。」




「…………」

話しかけられたけど私は下を向いて無視をした。



「…そんなわけないか……」



そう言って私の少し前を歩いていた八代が止まって振り向く。

「……陽芽は俺が好きなんだもんな?」



そして八代は私の長い髪を手に取りキスをした。



ドキッ



「は?!あんたなんか好きじゃないし!」

私は目を反らし言った。



「…俺と浮気してるくせに……」


八代は私を真っ直ぐ見て少し笑い低い声で言った。





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