蜘蛛の巣にかかった蝶のようで
そんなこといわれても…
彼女でもないのに家にあがった上に部屋着までかりるなんてできないよ〜〜…。
どうしよう…。
悩んでいると階段を上がってくる音がした。
ガチャッー。
「お待たせ〜!あれ?着替えてないじゃん!も〜遠慮しないの!ちょっとまってね………これと…これ!はい!貸す!」
ぽいっとなげられたのは真っ白いTシャツに…あれ?ジーンズのショートパンツ?
「これ、メンズもの?」
「はは、そんなわけないだろ、姉貴のだよ。着替えたら教えて、俺あっち向いてるから!」
あ、そっか、お姉さんのか。そういえば幸也の家に行ったとき、行く途中で雨が降ってビショビショになってお姉さんの服かりたことあったなぁ……。
……って!だめだめ!幸也のことは考えない!
Tシャツにそでを通し、ショートパンツを履く。わ、このショートパンツサイズぴったりだ。お姉さんと同じ体系なのかな〜〜?
でも築山君身長高いし、お姉さんもたかいんだろうなぁ…。あたしは156㎝のチビ…それなのにショートパンツのサイズがぴったりってことは……私……デブ?!
「もういい〜か〜い?」
あ、築山君のこと忘れてた!
「もういいよ〜〜」