幼馴染と甘々恋愛中⁉︎

俺の気持ち (敬斗side)

おかしい。今日の朝、俺姫ノにキスしたよな…。

姫ノなら、こんな普通じゃなくて、もっと様子がへんなってるはずだ。

なんなんだろう。

「姫ノ…」

「ん?何?」

やっぱり、普通だ。

「やっぱり、何も無い」

「えー。何それー変な敬斗。」

いやいや、今日の姫ノの方が変だよな。
確実に!!

普段の姫ノだったら、今なんて2人で帰るどころか、動揺しまくりになってるはずなのに。

まあ、今は冷静を装ってるだけで、きっと姫ノの事だから、後から、どうにかなるだろう。

まあ。そこはあえて触れず、たわいもない話をして、帰った。



<次の日>

今日も姫ノの家に行って姫ノと学校へいって、帰ってきた。姫ノは至って普通。



<また、その次の日>

姫ノに家に迎えに来てもらい、学校へ行った。それから、一緒に帰った。
姫ノは、至って普通。



<また、その次の日の次の日>

…もまた、普通。




<また、その次の日の次の日の次の日>

俺はもう、待ちきれなくなって、姫ノに直接聞くことにした。

「姫ノ。」

「ん?どーしたの敬斗。」

「……この前の……やっぱりなんでも無い。」

「え?なにそれ。この前の何?」

俺のばか。いざ、姫ノを目の前にすると、そんなことも聞けなくなるのかよ。情けねえ。俺は勇気を出して、口を開いた

「この前のキ「あー! 大華さん!」

俺の言葉は、遮られた。
と同時に姫ノと俺はその声のする方を向いた。
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