あふれる、想い


もう彼氏彼女にはなれないだろう


でも…愛結花が好きな気持ちは



変わらない




誰よりも


何よりも



愛結花を愛してる



俺の手で幸せにしたい



でも


それすら叶わない






いつかは誰かの隣で笑う愛結花を


苦しみながら見つめる日がくるだろう



それでも


俺は愛結花を想い続ける




ただ想えるだけで良いんだ



近くにいれるだけでいい




もう愛結花が


泣くのも


悲しむのも


見たくない




俺といると

そういう負しか背負えないなら




俺は想えるだけでいい




遠くから笑顔が見れるだけでいい





それで十分だ



好き勝手に置き去りにして

遠く離れてた俺が


もう困らせちゃいけねーよな




それでも…好きだから



この気持ちだけは消せないから


ただ想い続ける



同じ大学に行ける


それだけでも満足しなきゃな



愛結花が笑っていられるなら


何だってする



俺の大事な大切な愛結花



もう一度強く抱きしめて

俺が幸せに…笑顔にさせてやりたかったな



「…にがっ」


初めて飲んだ時みたいに
この日のビールは苦かった
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