いつだってあなたが好き。

「じゃあうちの本名は?」

「岩崎明菜」

「うちの誕生日は?」

「………8月………17…日……」

「なんやその間(笑)」
心配になったけど明るく明るく、不安は隠して聞いた。

「俺、明菜のこと…
大事な日やのに3回も祝われへんかった」

「へ?
うちは本気で心配したのに間抜けな声出てしもたやんか!」

「そんなことより
俺もっと大事なこと忘れてる」

「なんや?うちが女ってこと?」

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