キミのとなり
わたし達は午後の部の人と交代して
学校中をぐるぐる回って今は
屋台広場に来ている。
「お前どんだけ食うんだよ(笑)
店のもの全部なくなったりして…。」
「ちょっと!失礼な。
そんなに食べれませんから!!!」
「ふっ(笑)そういえばお前
告白タイムの時誰かに呼ばれてるか?
」
私は飛雅に言われるまですっかり
告白タイムの事を忘れていた。
「あ、忘れてた(笑)んーこんな
あたしも一応呼ばれてますね。」
「ほぉ~!物好きな奴もいるもんだ笑」
「うるさーい!そういうあんたは
もちろん呼ばれてるんでしょ?」
「呼ばれてっけど断る予定。」
「えーせっかく勇気出して
告白してくれるっていうのに
断るなんて可愛そうだよー。」
「だって好きじゃねんだもん、
断ってもいいだろ!!!で、
お前は19時の花火の時なにしてんの?」
「え?んーわかんない!多分
どっかで花火見てるんじゃない?」
「しょーがねーから一緒に
見てやるよ。」
「なによそれー。まぁ夏菜は
海人先輩と見るだろうしあたしも
見る人いないからちょうどいいか。
じゃ、19時に屋上ってことで★゛」
「おう!んじゃまた。」
こうして飛雅と花火を見ることになり
私は少しウキウキしていた。
正直、告白タイムなんて面倒だし
すぐに花火を見たい気分だった。
私は嫌々呼ばれた教室へと向かった。