キミのとなり



私は飛雅に想いを全部伝えた。
飛雅は大きくうなづきながら私を
ギュッとして聞いてくれた。



「お前がそこまで考えてくれてる
なんて思わなかった。」



「飛雅はあたしにとって誰よりも
大事な家族なんだもん。なんでも
知ってて当たり前よっ!!!」



「ほんっといい幼馴染み持ったなー。」



「ふふっ!これからもそんな風に
思ってくれるように頑張ります★゛」



「俺はお前の事1番わかってるし
1番応援してるから。亜嵐になら
お前の事安心して任せられる。でも
俺が諦めつくまではお前の事好きで
いさせてもらっからな。」



私は飛雅にちゃんと想ってる事を
伝えられてホッとしていた。
あの時亜嵐に呼び出されていなかったら
私は間違った考え方のまま飛雅と
付き合うことになっていたと思う。
そうなる前に自分の気持ちに気づけて
本当に良かったと思う。



毎日話していて楽しいのも、
なんでも気づいてくれるのも、
沢山笑わせてくれるのも、
亜嵐だったな。



気づけば私の頭の中は
亜嵐でいっぱいになっていた。



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