天国から君へ〜大好き〜
「あらあら、驚かせてしまいましたね。わたくし、モランボンと申します。」

(へっ・・・・?!)

動揺している私に、モランボン?さんはにっこりと笑いかける。

「まずは、今の状況を確認するために、こちらをごらんくださいませ。」
「え、ええ?!」

パニックになっている私に、モランボンさんは白いスマホみたいなのを渡してきた。

(あ、後ろにりんごマークついてない・・・・・・。)

よーく見ると、そのスマホには金の羽のマークがついており、見慣れたりんごは描かれていなかったのだ。

「あ、あのー・・・・・・。これって?」

おそるおそる聞くと、モランボンさんは私が今持ってるのとおんなじものを取り出し、説明してくれた。

「はい、ではまず起動させましょう。ここのボタンを押してみてください。」
「あ、はいっ!」

私がとまどいながらポチッとボタンを押すと、暗かった画面が突き抜けるような空色に変わった。

(ちょーキレイ・・・・!)

キラキラと目を輝かせる私に、モランボンさんは満足そうにうなずいた。

「では次に、こちらが作成したあなたのホームページをごらんくださいませ。」

(え、なに、どーゆーこと?なんで見ず知らずの人が、私のこと知ってるわけ?!)

とたんに怖くなりながらも、好奇心には勝てなかった。




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