君の全てを誰よりも愛そう
病院につけば、やっぱり熱中症だった。
しかも重度だったらしく、紗絵は点滴中だ。
一晩は様子見で入院らしい。
「心配しただろ・・・」
点滴されてない方の手を握った。
俺の手に比べればかなり小さい。
なんで紗絵がこんな目に合わなければいけなかったんだろうか・・・。
俺がちゃんと聞いてやればよかったんだ。
後悔してもしきれない。
ちゃんと、見てきたつもりだった・・・。
それなのに、全然じゃねぇかよ。
「ん・・・?」
なんか頭撫でられてるような・・・。
ってあれ、俺いつの間に寝てたんだ?
「っ!紗絵!」
「お、おはよ・・」
ガバッと起き上がれば苦笑いしてる紗絵がそこにいた。
「体調、どうだ?」
「ちょっと怠いけど、大丈夫だよ」
大丈夫なわけが、ないだろ・・・。
それなのに、なんで笑うんだよ。