青の、果実。


「ぷっ、ばーか!
幡山って本当にばーか!」



そう言って笑う遠野の目からは
もう涙は無くなっていて

そんな表情を見て、僕も心が温かくなっていた。




「ばかだよ!
お前こそ、辛い時は辛いって言え!

それと、目星付いてんならもうそんな奴らと
絡むな。

一人が怖いなら俺がいつだって一緒にいるから。」





「幡山...。」


「なっ、簡単な事じゃないかもしれないけど
卒業までお前が泣いてんのは嫌だよ。

お前が周りを考えて我慢してるのはわかるけど、

だったら同じように俺はお前の事考える。

お前が心から笑って卒業出来るように。」




なっ、いいだろ。
そう聞くと彼女は笑って頷いた。





俺は彼女に恋をしていたんだ。







< 123 / 123 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:6

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

あの星空に、お願い。〜Prologue〜

総文字数/2,999

実用・エッセイ(その他)1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
ねえ、神様お願い。 もしいるのなら、 あの頃へ戻してください。 あの夏を返してください。 何度そう願ったのだろう。 祈ったのだろう。 ―――あの星空に、お願い。 Prologue
その一瞬さえも、惜しくて。

総文字数/29,302

恋愛(純愛)140ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
窓の外を切なそうに見つめる 彼女を 僕は愛しい、と 思ってしまったんだ。 ―――その一瞬さえも、惜しくて。 ▽20180530再開~

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop